婦人科検診

女性特有の疾患があり、早期発見がもっとも大切です。

 

乳がんや子宮頸がんは20代から発症し、40代で発症のピークを迎えますので、年齢に応じた検査をお勧めしています。

 

そこで「女性向けの検査はどういうことをするのか不安・・・」といった方にも安心してお越しいただくために、女性向け検査をご紹介します。

子宮頸部細胞診(子宮頸がん検査)

子宮頸部を綿棒やブラシで軽くこすって細胞を採取します。採取した細胞は顕微鏡で観察し、良性か悪性かを診断します。そのほか内診で子宮・卵巣の状態を確認します。

※生理2~3日目、または経血量が多い時は検査結果に影響が出るため、その期間を避けてお越しください。

マンモグラフィ検査(乳がん検査)

乳房を圧迫し、平らにした状態でX線撮影を行います。マンモグラフィ検査は視触診や超音波検査では発見が困難な早期のがん細胞を発見するのに有効です。圧迫の時間は約10秒と短いですが、圧迫する際に多少の痛みを伴うことがあります。

※ごく微量ですが放射線を使用するため、妊娠中の方はお受け頂けません。
※この検査での放射線被ばくは局所的であり、一回の検査で被ばくする放射線量はごく微量です。これによる白血病や発がんなどの可能性はありません。

マンモグラフィ検査の痛みが不安な方へ

マンモグラフィ検査は出来る限り力を抜いて受けて頂くことで痛みが軽減されます。 またご受診いただく時期として排卵後から生理直前は乳房が硬くなる場合があり、痛みを伴うことがあります。生理直前から生理4日~5日目までを避けることをお勧めします。

乳腺超音波検査(乳がん検査)

検査機器を乳房にあて、超音波によって乳腺を映しだすことで、しこりの有無やしこりが良性か悪性かを調べる検査です。検査はベッドにあお向けになっていただき、乳房に温かいゼリー状の液体を塗って行います。

乳がんのセルフチェック

乳がんは身体の表面に近い部分にできるため、観察したり触れたりすることで、ご自身でも見つけられる可能性の高いがんのひとつです。そこで、早期発見のためにも日頃行なって頂きたいのがセルフチェック(自己検診)です。 生理が始まって1週間後のハリや痛みがなくなった柔らかい状態の乳房をご自身でチェックしてみましょう!閉経後の方は毎月1回「セルフチェックの日」を決めて定期的に行うことをお勧めします。

触ってチェック!

石鹸がついた手で行うと状態がわかりやすいため、入浴時に行うと良いでしょう。
①脇の下から乳首までをチェックします。4本の指を揃えて、指の腹と肋骨で乳房をはさむように押し「の」の字を書くように指を動かしてください。この時、しこりや硬いこぶがないか、乳房の一部が硬くないか、しっかりと確認しましょう。
②乳房や乳首をしぼるようにし、乳首から分泌物がでないかを確認してください。
※変化を確認するためにノートなどに記録を書きとめておくと良いでしょう。

見てチェック!

腕を高く上げ、ひきつっていないか、くぼみや乳輪の変化がないか、乳首がへこんでいないか、湿疹がないかを確認します。また腕を腰に当ててしこりやくぼみがないかも観察しましょう。

よくあるご質問 ~女性向け検査について~

Q生理中ですが健診を受けることはできますか?
A尿検査、便潜血反応検査は正しい結果が得られない場合があります。生理の日を避けて健診を受けることをおすすめします。また、子宮頸がん検査は経血量が多い時や生理2日~3日目を避けていただければご受診いただけます。
Q妊娠中(妊娠の可能性あり)ですが健診を受けることはできますか?
AX線撮影検査(胸部、胃部、マンモグラフィ)、CT検査、胃カメラ検査はお受けいただけません。受付にて必ずお申し出ください。
Q子宮がん検査・乳がん検査は女性スタッフでしょうか?
A全て女性スタッフ(医師、看護師)です。
Q乳がん検診はどの時期にするのがベストでしょうか?
A乳腺はホルモンの影響で排卵期から生理開始ころまで乳房がしばしば硬くなるため、検査時に痛みを感じる場合があります。(痛みには個人差があります)そのため生理開始直前から生理4日~5日目までを避けての受診がよいといわれています。
Qペースメーカー使用中ですが健診を受けることはできますか?
Aマンモグラフィ検査・CT検査はお受け頂けません。MRI・MRA検査はペースメーカーを入れて頂いた医師とご相談の上、受診をお願い致します。