尿酸値の判定基準値変更について
この度、2023年4月1日より、尿酸値に関する判定基準を下記のように変更いたしました。ご理解、ご了承賜りますようお願い申し上げます。
<変更理由>
尿酸が血液中に溶け込むことができる限界濃度は7.0㎎/dlとされています。この濃度を超えると、溶け込むことができなかった尿酸は針状の尿酸塩結晶となり、関節・腎臓などに少しずつ蓄積し、痛風・尿路結石・腎障害などのリスクを高めることが指摘されています。これを考慮し、尿酸値が7.1㎎/以上の場合は生活改善が必要となるため、新基準に変更いたしました。
※正常範囲(A判定:7.0㎎/dl以下)、要精密検査(D2判定:9.0㎎/dl以上)の判定基準に変更はありません。
※C判定区分の表記に関しましては、日本人間ドック学会の会告に従い変更しております。
【新基準】
変更前 | 変更後 2023年4月1日から |
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尿酸値 |
7.1~7.9㎎/dL 軽度異常(B判定) |
7.1~8.9㎎/dL 要再検査・生活改善 (C判定) |
8.0~8.9㎎/dL 要経過観察(C判定) |