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胃がん

日本人は一生のうち、男性も女性も2人に1人ががんにかかっています。そして年間36万人以上が、がんで亡くなっています。

 

そのうち、胃がんで亡くなる方は年間で5万人ほど。特に40歳以降は歳を重ねるごとに多くなります。

 

胃がんになる主な原因として「ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)」の存在が挙げられます。

 

50歳以上では約40%の人に胃のピロリ菌感染が認められると言われています。感染が認められたときは、胃がんを予防するため除菌をお勧めします。

 

なお、X線検査で見つかる胃がんの約70%が早期胃がんと言われています。

 

早期胃がんの5年生存率は90%以上。早期発見・早期治療できれば、胃がんは「治るがん」と言われています。

検査方法一覧

検査方法 内容 金額(税込)
ピロリ菌検査 ヘリコバクターピロリ菌の抗体を測定し、胃のピロリ菌感染を見つける血液検査です。ピロリ菌に感染すると慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍のみならず、胃がんやMALTリンパ腫などの発生につながることが報告されています。
ピロリ菌の抗生物質による除菌療法の保険適用は「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」や「早期胃がんESD治療後」などに加え、近年では「慢性胃炎」も対象となっています。なお、除菌に成功しても、除菌後1年未満で40%、1~5年で16%の人が抗体陽性を示すとされていますので、本抗体検査は除菌成功の判定には適しません。
¥1,980
血清ペプシノーゲン検査 胃がん患者さんの胃の粘膜は、ほとんどの例で萎縮がみられます。また萎縮した胃粘膜を観察しているとがんの発生が高いことも知られています。ペプシノーゲンはペプシノーゲンⅠとⅡに大別され、この二つの比率(Ⅰ/Ⅱ比)が低下するほど胃粘膜の萎縮が進行していることを示しています。 ¥3,300
ABC検診 ピロリ菌検査と血清ペプシノーゲン検査を組み合わせることにより、血液検査にて胃がん発生のリスクを判定する検査になります。一般的に「ペプシノーゲン陽性・ピロリ菌陰性」という状態が、胃粘膜の萎縮が進んでピロリ菌が棲めなくなっている環境となり、胃がんのリスクが最も高い状態とされています。これらの結果に基づき、胃内視鏡による精密検査を医師に勧められることがあります。 ¥4,400
CEA 腫瘍マーカーの一つで、ヒトの大腸がん組織と胎児の腸管から発見された蛋白であったことが呼称の由来とされています。主に消化器がん(大腸がん、胃がん、胆道がん、膵臓がん、肝臓がんなど)やその他のがん(肺がん、乳がん、子宮がん、尿路系がん、甲状腺髄様がんなど)があった際に数値の上昇が見られます。その他の疾患でも数値が高まることがあるため、他の検査と併用して行うことが多いです。 ¥3,850

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