肝臓がん、胆嚢がん、胆管がん、膵臓がんアイコン

肝臓がん、胆嚢がん
胆管がん、膵臓がん

日本人は一生のうち、男性も女性も2人に1人ががんにかかっています。

 

そのうち、肝臓がんで亡くなる日本人は年間3万人ほど。肝臓がんの80~90%はB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスの感染によって引き起こされます。

 

また、胆のう・胆管のがんで亡くなる日本人は年間1万8千人ほど。胆のうにできる「胆のうがん」、肝臓から十二指腸までを結ぶ胆管にできるのが「胆管がん」で、これらを総称して「胆道がん」といいます。

 

膵臓がんで亡くなる日本人は年間3万1千人ほど。膵臓がんはアルコールの過剰摂取や喫煙など生活習慣との関連性も指摘されています。糖尿病や慢性膵炎、胆石症の人は通常よりも発生リスクが高い傾向にあります。

検査方法一覧

検査方法 内容 金額(税込)
腹部CT 腹部の輪切りの像を撮影し、肝臓、胆のう・胆管、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈などの病変の有無を調べます。膵臓は腹部臓器の中で一番後方にあるため、腹部超音波で描出不良となりやすく、腹部CTはこれを補う検査としてよく用いられます。   ¥9,900
腹部超音波 腹部に超音波を当て、内臓から返ってくる反射波を画像化して診断する検査です。肝臓、胆のう、胆管、膵臓のがんのみならず、肝のう胞、脂肪肝、肝血管腫、胆のう結石、胆のうポリープ、胆嚢腺筋腫症、胆管拡張、膵のう胞、膵管拡張なども見つかります。 ¥6,600
AFP 腫瘍マーカーの一つで、胎児の肝細胞や卵黄嚢で産生される糖蛋白です。健康な成人の体内ではほとんど産生されないのですが、肝細胞がん、肝芽腫、ヨークサック腫瘍などの腫瘍細胞、また肺がんや胃がんの細胞から産生されるため、腫瘍マーカーとして用いられています。特に肝細胞がんではPIVKA-Ⅱとともに重要な腫瘍マーカーと言われています。 ¥3,850
CA19-9 腫瘍マーカーの一つで、血清中のシアリルLea抗原と呼ばれる糖鎖抗原を測定します。日本では1980年代前半から利用されはじめ、主に消化器がん(特に膵臓・胆のう・胆管)で陽性率が高いのですが、肺がん、乳がんなどでも陽性を示すため、CEAやAFPなどのマーカーと併用されることが多くなっています。なお胆石でも上昇し偽陽性を示すことがあります。 ¥3,850
CEA 腫瘍マーカーの一つで、ヒトの大腸がん組織と胎児の腸管から発見された蛋白であったことが呼称の由来とされています。主に消化器がん(大腸がん、胃がん、胆道がん、膵臓がん、肝臓がんなど)やその他のがん(肺がん、乳がん、子宮がん、尿路系がん、甲状腺髄様がんなど)があった際に数値の上昇が見られます。その他の疾患でも数値が高まることがあるため、他の検査と併用して行うことが多いです。 ¥3,850

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