メタボリックシンドローム
特定健康診査受診者数のうち約14%の人がメタボリックシンドロームに、約12%の人が予備群に該当しています。
メタボリックシンドロームとは、過剰な内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさり、心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患を招きやすい病態です。
メタボリックシンドロームを引き起こすおおもとの原因は内臓脂肪の蓄積であり、腹囲(へその高さの周経)が男性で85cm以上、女性は90cm以上の場合、内臓脂肪量が多いとされています。
しかし腹囲の計測だけではわからない場合もあるため、X線CT検査を用いて腹部の断面像を撮影し、正確に内臓脂肪量を計測します。
メタボリックシンドロームを改善・予防するには、過食になりがちな食生活を改めて、積極的に有酸素運動や筋トレを日常生活にとりいれる必要があります。